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創業150年を迎えておかげさまで山野印刷は、前身である「山野活文堂」を名乗った明治42年以降、歓喜の時も試練の時もたくさんのお客様に可愛がっていただいてきました。
ここでは、そのような方々への感謝をこめて私どもが辿ったルーツをご紹介したいと思います。
歴史の流れを見てみますと、出版・印刷業に入る前は姫路藩の御用商人として木綿の商いに従事していました。その後、明治維新の廃藩置県制度の頃に木綿業から西洋文化の香りがする書籍、新聞などを扱う出版・印刷業に転身しました。
現存する文部省小学校読本の後付けに「出版人 山野長平」という表記があります。また、戦後、アメリカのカラー映画の美しさからカラー印刷時代の到来を予想した四代目社長・山野松次郎は、いち早くオフセット印刷機を導入。その後も五代目社長・山野松夫は、情報化社会の到来を読み取り、業界に先駆けてビジネスフォーム印刷やオフセット輪転印刷に大きく舵を切り、さらに六代目社長・山野俊二は、インターネットの普及拡大、IT化の進展に伴う情報産業の変化、顧客のニーズの変化に対応するために、さまざまなデジタルへの取り組みを開始。私どもは常に時代のニーズに寄り添って進化を遂げてまいりました。
ビジネスに終わりはありません。山野印刷は、これからも永年培ったこの信用を武器に、急変するニーズを先取りしていきます。ポスト印刷として私どもが掲げるのは印刷を核に、デジタルデータやIT技術を駆使したトータルソリューションで顧客の発展に寄与することです。
時代がどんなに変わっても、支えて下さる皆様と手を携え、WIN-WINの関係を続けていきたいという思いは変わりません。ここまでの百年は単なる区切りに過ぎません。これからの百年も私どもは前へ前へと進んで行きます。代表取締役社長
山野 正豊